会長メッセージ

ごあいさつ

会長 大成 哲雄(聖徳大学)

 

更に様々な人と手を携えていく協議会へ

 

この度、2023 度全国大学造形美術教育教員養成協議会会長に就任いたしました聖徳大学の大成哲雄と申します。5 月 28 日に開催されました令和 5 年度総会でご承認いただきました。淺野卓司前会長同様、会員の皆様からのご支援ご協力を賜りたく存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、新型コロナも5類に移行し、学校の行事が平常に戻るなど、少し出口を実感できるようになってきました。パンデミックから私たちは何を学んだのか、ようやく検証し、次に活かしていく時期が来たようです。

 私が全美協に関わって約10 年が経ちました。その間どうすればより良い造形美術教育を担う教員、保育士養成ができるのか、全国の先生方と協議する機会を得られました。

また、会が成長していく姿も目の当たりにすることができました。コロナ禍ではオンラインの普及に伴い、今までとは違った形でより多くの会員と交流することができ、昨年は前会長が立ち上げたオンラインによる「造形 Well-Being ミーティング」は、実践発表、意見交換が活発に行われました。その中からブログ「そうだったのか!こどもの造形表現」が生まれ、フォーラム「そもそも、こどもの表現ってなに?」へと繋がりました。

 また、毎月発行しているメルマガは 6 月で 69 回になりました。それぞれの養成校で行われている実践を知ることができ、会員のみならず、教育、保育関係者にも好評です。年 1 回発行の研究誌「大学造形美術教育研究」は、研究論文投稿とは違った形の研究ノート、実践報告になっています。賛助会員リポートおよび産学連携ページも設け、企業との教材研究にも力を入れています。是非、会員の皆様、研究誌への投稿もお願いいたします。

 教育、保育の課題は山積しています。解決の糸口は「対話」だと思います。全美協の良いところは、様々な人と手を携え、いつでも交流の輪に入れ、対話ができることです。今後は大学教員のみならず、より現場の教員、保育士、特別支援やグローバルに活躍する教育、保育従事者、企業、他分野の研究者などにも関わっていただく機会が増えてくると思います。交流の機会は、会報やホームページ、メーリングリスト等で発信してまいります。